複合機のポストスクリプトとは？【MACパソコンでプリントに必須】

2016年04月28日

①ポストスクリプトとは？

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複合機のオプションでポストスクリプト（PSと略す事も多い）というのを見た事がないでしょうか？
非常に高価なオプションで、一般の方だと初めて聞く言葉という方も多いです。

このポストスクリプトは簡単に言ってしまえば、
印刷が元データと全く同じように出力が出来る仕組みと思って下さい。

通常の複合機を文字は文字、画像は画像としてデータで認識しています。
当たり前ですよね？

しかし、このPSを導入するとプログラム言語の様な情報として出力するので、
複合機のスペックに頼らず同条件で一律の印刷が可能になります。

今ではAdobeのPDFが普及してきておりますので、
ポストスクリプトの存在感は薄れていますが、
それでも絶対に無くせないオプションの一つです。

ちなみに、文末に「P.S」と書いたりしますが、これもポストスクリプトの略です。

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９割９分の企業様には全く必要のないオプションになります。
ではどういった企業に必要かと言えば「デザイン系」「印刷系」には必須です。

ポストスクリプトが重要なのはデザインが美しくなるからという理由だけでなく、
発色が多いに関わってきます。

例えば、パソコンのモニターによっては元データよりも光度高かったりして、
実際の印刷物と発色の具合が大きく異なる事があります。

それをポストスクリプトを入れるとどんなパソコンのモニターで見ても、
どんな複合機やプリンターで印刷しても同一の仕上がりになるので、
ポストスクリプトを使っていないデザイナーは皆無と言ってもよいでしょう。

むしろデザイナーの中には営業マンよりも複合機の知識がある方がたまにおられるので、
機種と必要なオプションと指定して見積もり提示を依頼される事があります。

ただ、中には「デザイン系」「印刷系」以外にもポストスクリプトが必要な企業が
絶対ではありませんが存在しています。
それはマッキントッシュパソコン（MACPC）を使っている企業です。

実は業務用の複合機とマッキントッシュは相性が悪く、
少しでも特殊な使い方をしているとプリンターが上手く印刷してくれないという事が普通にあります。
そういう場合に、ポストスクリプトを入れれば問題なく印刷は可能になります。

近年アップルのiPhoneの流行で、PCもMACにする方が急増していますが、
デザイナーでもない限りはMACPCは複合機だけでなく、
ソフトでも合うものが少ないので、オススメはできません。

業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。