輪転機(印刷機)とコピー機の違い【メリットやデメリット】
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複合機ログの堀田です。
今回は輪転機について記事を書きます。
①輪転機とコピー機の違いは?
②輪転機はランニングコストが安い?
③どういう業種に入っているの?
①輪転機とコピー機の違いは?
輪転機はマスター(版)とインクを使用する印刷機になります。
主に同一原稿を大量に印刷(30枚以上)する機会の多い企業に導入されています。
対してコピー機は感光体を使い、トナー(粉)で印刷します。
コピー単体だけの機能の印刷機はほとんどなく、
通常はプリンター・FAX・スキャナが付いた「複合機」と呼ばれる状態が主です。
輪転機のメリット・デメリット
○本体が高く、割引率も低い
○使い方によってはランニングコストが安い
○保守が都度依頼してお金を払うスポット方式か年間払い方式
○コピーやプリンター機能だけしかない
○高速で印刷が出来る機種しかない(分速で60枚~120枚)
○ブラック単色か2色のみの印刷しか出来ない
○両面機能はあるものの、ソート機能といった賢い機能は付いておらず、
印刷物を小冊子にしたりという事は出来ない。
コピー機(複合機)のメリット・デメリット
○ランニングコストが一律
○複合機やコピー機のカウンターやリース料金が安い
○カウンター料金の中に保守も含まれているので、突発的な故障も無償。
○コピー・プリンターの他にもFAXやスキャンも使える
○印刷スピードは低速から高速まで様々。
○ブラック・マゼンタ・シアン・イエローの4色を使ったフルカラー印刷が可能。
○フィニッシャーをつけて製本したり、クラウドとの連携も出来る高機能な使い方が可能。
②輪転機はランニングコストが安い?
よく「輪転機がランニングコストが安いから興味ある」
と言われる方が多いのですが、使い方によってはむしろコピー機よりも高くなります。
①で書いた様に、同一の原稿を大量に印刷する場合は安くなりますが、
「数枚ぐらいの印刷」「バラバラの原稿を100枚印刷」という使い方だったら、
輪転機の方がランニングコストが安くなるとは言いきれません。
どういう理屈かというと、輪転機の仕組みでマスターと呼ばれる「版」に穴を空けて
遠心力を利用しインクを押し出すという方法が輪転機の特徴なのですが、
このマスターは使い捨てで1枚数円の費用がかかります。
その為、上のアイキャッチ画像の様に同一の原稿を多く刷れば刷る程
1枚単価が安くなります。インク代は1枚あたり0.5円以下が普通です。
ただし、輪転機は一部の業界には欠かせない印刷機ですが、
需要は限定的なのであまり売れず、値引きが全然ありません。
良くて5掛けぐらいでしょう。
③どういう業種に入っているの?
輪転機を使う業種としては
○印刷会社
○新聞社
○学校や塾
○自治体や商工会
等が主です。
これらの業種を見れば輪転機の使い方がよくわかると思います。
元々、輪転機自体は専門業者用として販売されていましのたので、
外部への印刷物がある様な特殊な業種向けでした。
一応複合機販売業者でも理想科学(リソー)やデュプロといった
有名メーカーの輪転機自体は扱ってますので、
気になる方は是非「複合機ログ」で一括見積もりをしてください。
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